【子育て夫婦で地方移住】ちょうどいい田舎で叶える理想の環境

「夫婦でもっとゆとりのある暮らしをしたい」
「将来は、子どもがのびのびと過ごせる場所で子育てをしたい」
そんなふうに考えたことはありませんか?
最近増えているのが、ご夫婦・カップルでの地方への移住です。慌ただしい都会での生活から離れ、ストレスフリーな環境で暮らしていきたいという人が増えてきています。
南相馬は「2025年版 第13回 住みたい田舎ベストランキング(出版:宝島社)」において、東北エリアの総合部門と子育て世代部門で第1位に選出されました。
この記事では、夫婦での地方移住を考えている方、さらにこれから地方での子育てを考えていきたい!という方にも役に立つ情報をご紹介していきます。
この記事で分かること
- 地方へ子育て移住するメリット
- 活用できる様々な支援制度
夫婦で田舎に子育て移住するメリット・おすすめな理由

移住相談では、「コロナ禍で大都市での暮らしが息苦しく感じるようになった」「今はリモートでも仕事ができるし、もっとのびのびとした環境で暮らしたい」といった声をよく耳にするようになりました。こうした背景から、地方への移住を検討される方が増えてきているように感じます。
そして移住を検討される方の中には20代、30代の若い世代のご夫婦やファミリー世帯も多く、慌ただしい生活の中で、地方での子育てに興味を持つ方も少なくありません。
あるいは、ご夫婦どちらかの実家のある県への移住をすることで、「親御さんのサポートをしたい」「子育ての協力を得たい」と考えて移住される方もいらっしゃいます。
実際に、夫婦で南相馬市へ移住すること、将来的に地方で子育てをしていくことのメリットをいくつかご紹介します。
①子育て世帯への移住支援制度が充実している
地方移住への動きが加速する中で、地方では様々な子育て支援が打ち出されています。特に南相馬は、子育て世帯への支援制度が充実していることで人気が高まってきています。
また、子育て支援だけではなく、ご夫婦で移住される際に重要となる「住まい」「仕事」に関する支援も充実しているのが特徴です。
後半の方では、「住まい」「仕事」に関する支援制度一覧をご紹介していきます。
②起業サポートが充実していて、やりたい仕事に挑戦しやすい環境

移住に伴って心配になるのはやはり仕事についてですよね。
もちろんその地域の一般企業に転職する方もいますが、最近増えているのは地方での起業です。移住のタイミングで今までやりたかったカフェや飲食店を夫婦で経営したい、というご相談も少なくありません。
南相馬では起業に関する支援金やサポートも充実しているため、実際にご夫婦で移住し飲食店を開業される方が増えています。
飲食店以外にも就農や、ご自身のスキルを活かした起業など様々な形でやりたかったことを実現されている方がたくさんいます。

③住まいの支援制度も活用できる

仕事と合わせて考えなければならないのが住まい探しですよね。
もちろん、ご夫婦2人で暮らす分には始めは賃貸で生活を始める方がほとんどです。一方で「空き家を改修して夢だったマイホームで暮らしたい」という方におすすめの支援制度もいくつかあります。
実際に6人家族でお引越しされた方で、「子どもたちそれぞれの部屋を作れて、のびのびと暮らせた」という方もいらっしゃいました。
都会だとどうしても家賃相場も高く、住まいの広さも限られてしまいますが、地方に引っ越すことで少しゆとりのある間取りの物件で暮らせるかもしれません。
南相馬では空き家含めた住宅購入に対する補助金や賃貸の家賃補助の制度もあるので、気になる方はこちらから確認できます。
④田舎ならではの自然豊かな遊び場が豊富

地方暮らしならではの魅力として挙げられるのが「自然の豊かさ」ですよね。
南相馬は浜通りという太平洋側のエリアに位置し、市街地から海へ車で10分程度で行くことができます。また西に行くと山や川もあり、子どもの遊び場の多くが自然に囲まれているのが特徴です。
周りの目を気にせず、子どもたちがのびのびと走り回れる環境が整っています。
一方で、仙台市やいわき市など大きな都市へのアクセスも良いため、「たまには家族で買い物を楽しみたい」なんて時にも便利な場所に位置しているんです。

⑤夫婦での時間が取りやすくなる

関東では満員電車に揺られて1時間かけて通勤する、そんなことは日常茶飯事ですよね。人混みの中、ようやく帰ってきたら疲れて夫婦の時間も十分に取れない、なんてことも。
地方に引っ越してみて思うことは「時間にも心にも余裕ができる」ということでした。
家賃も都心に比べると相場が比較的安くなるため、職場から近いところで家を借りることもでき、通勤時間を大幅に短縮することができます。
さらに田舎に引っ越すと、地域の人との交流の機会が増えます。お祭りや小さな行事など、ご夫婦で参加できるイベントも多く、夫婦の時間が自然と多くなっていきます。
子育て移住を検討している方向けの支援制度
ここからは、今後南相馬で新しい夫婦生活を送りたいと検討している方に、是非知ってほしい支援制度をご紹介します。(※2025年7月時点での情報となります。)
子育て支援制度
南相馬では、幼児教育・保育料の無償化や家庭保育への支援金の交付、学校給食費の無償化、18歳以下の医療費無料化など、子育て世代への切れ目ないサポートを展開しています。
子育て世帯に心強い3つの完全無料化を実現!

医療費無料
18歳までの子供の医療を無料!

保育料無料
所得制限なし。給食費も無料!

給食費無料
0~15歳までずっと無料!
出産から子どもの進学・新生活まで切れ目のない支援を実施!

妊娠・出産
一般不妊治療から先進医療、妊娠後の不育症に至るまでの費用をサポートしています。

保育園・幼稚園
幼稚園・保育園は無料。一時預かりなども充実したサポートをしています。

小・中・高校・進学
令和4年度より小・中学生の給食費を完全無料。進学等で経済的にも負担がかかる時期に、様々な制度で子育て家庭をサポートしています。
子育て支援制度の詳細については、こちらのページでご紹介しています。
仕事と住まいに関する支援制度
- 【働く支援】福島県12市町村移住支援金
-
福島県外から南相馬市へ移住し、就業もしくは起業する方に移住支援金を交付。2人以上世帯には200万円が交付され、また東京圏からの移住においては18歳未満の子ども1人につき100万円加算されるという子育て世帯には嬉しい制度となっております。
- 【働く支援】福島県12市町村起業支援金
-
福島県外から南相馬へ移住、起業を検討している方にご案内している支援金制度。起業に要した経費(人件費、店舗等借料、設備費、広報費、外注費、委託費等)のうち、4分の3以内、最大400万円の補助が受けられるものです。お隣の宮城県で同様の内容だと200万円が上限なので、東北の中でもここまで金額が大きい支援事業は少ないでしょう。
- 【働く支援】南相馬市移住支援金交付事業
-
東京23区から南相馬へ移住・転職を検討している方への移住支援金。東京23区から南相馬市へ移住し、就業もしくは起業またはテレワークを実施している方が使える支援金制度。移住先でリモートワークをしていきたいという方にもおすすめの支援制度です。
- 【住まいの支援】移住推進住宅支援事業補助金
-
市外から転入した43歳未満の方が、相双地方で就業又は開業し、市内の民間賃貸住宅に入居した場合に月額1万円の家賃補助を交付。さらに、移住推進エリアとなっている小高区への移住の場合、月額5,000円が加算されます。
- 【住まいの支援】住宅購入等定住促進事業奨励金
-
多世代同居世帯、近居世帯、多子世帯、移住定住世帯が住宅を新築、購入する際に100万円の奨励金を交付する制度。特徴としては、幅広い移住検討者はもちろんですが、近居世帯にも補助金が適応される点です。旦那さんもしくは奥さんの実家の近くに家を購入し住みたい、という方にもおすすめです。
- 【住まいの支援】空き家利用活用推進事業補助金
-
空き家改修のための補助金上限100万円を交付。特定区域、多子、新婚、就農、移住の場合、別途上限25万円の加算金あり。賃貸ではなく、一軒家での移住を検討している方にはおすすめの支援金です。
まとめ
いかがでしたか?
南相馬市ではこれからの子育てや夫婦生活を、ゆとりあるものにしたいと考える若者世代・子育て世代を様々な支援制度で応援しています。
雪も少なく過ごしやすい天候、そして自然にも恵まれたまち。さらには仙台などの都市部へのアクセスもよく「ちょうどいい田舎」としても人気が高い南相馬。
少しでも南相馬での暮らしに興味を持っていただいた方はお気軽に「よりみち」へご相談ください。窓口での相談はもちろんですが、オンラインでの相談も承っております。
\ お気軽にご相談ください /
\ あわせて読みたい /

この記事を書いた人

記録家、ライター。
愛知県出身。2018年、結婚を機に南相馬市へ移住。
小高区にあるカフェに移住後から勤務。出産後はライターとして、インタビュー記事やイベントレポートなどの執筆・撮影を担当。2024年に記録家として、風土や人々の暮らし、出来事などを記録する活動をスタート。
趣味は、図書館めぐり。