失敗しないサーフィン移住!海と日々の暮らしの理想を叶える、移住先の選び方

地方暮らしの魅力が注目されるようになり、若い方からファミリー層まで幅広い世代で、移住を検討する人が増えています。

移住を考える理由は、より暮らしやすい環境を求めたり、仕事や子育てのためであったり人それぞれですが、「趣味」も一つの要素になっています。

いつでも波乗りできる環境を求めるサーファーたちによる「サーフィン移住」も、趣味をきっかけにした移住のかたち。
趣味だけでなく、暮らしに満足する移住のために、考えるべきポイントをまとめました。

目次

サーフィン移住を検討する際のポイント

まずはサーフィン環境をチェック。波の質・気候・サーファーの多さなど

サーファーにとって一番重要なのがサーフィンの環境。波だけでなく、周辺環境やどんな人たちが過ごしているのかを気にかけるのもポイントです。

チェックポイント

  1. 波の質
    波の高さや勢い、大きな波が起こる頻度などは、サーフィンができるかできないかに直結する大事な要素です。
    自分の満足できる波があるかを確認しましょう。
  2. 気候
    一言に海がある地域といっても、例えば九州と東北、日本海側と太平洋側では大きく気候が違うもの。
    冬など水温が低い時には海に入れる日が限られることも想定されます。
    気持ちの良い季節だけでなく、寒さや風が厳しい季節のことも念頭に置き調べましょう。
  3. サーファーの雰囲気・コミュニティ
    ビーチによって、サーファーの雰囲気も異なります。
    地元のサーファー/ビジターどちらが多いのか、初心者 / 経験者の割合により、海の楽しみ方も変わってきます。
    海水浴を楽しみにくる観光客もいるため、ビーチ全体の開かれ方が自分のスタイルにフィットするかをチェックしましょう。
  4. 海の周辺環境
    サーフィンをする前後で食事をしたり、休憩をしたりする場所があるのか、駐車場は有料か無料かなど、サーフィンをするための環境についてもチェックしておきましょう。

サーフィンを楽しむために、快適な暮らしも重要

趣味を思いっきり楽しむためには、基盤となる生活の充実も大切です。

移住を検討するうえでのチェックポイントに、サーフィンをより楽しむための視点も交えて考えられると納得感のある移住につながるはずです。

チェックポイント

  1. 海までのアクセスの良さ
    より気軽にサーフィンをするためには、海までの距離が短く、交通手段が充実しているかどうかが鍵。
    自宅から徒歩圏内、あるいは自転車でいくことができる場合は、交通費もかかることなくサーフィンが楽しめます。
  2. 物件探し
    その土地の不動産会社や自治体が運営する「空き家・空き地バンク」を活用することで、物件探しが可能です。
    移住相談窓口を設置している自治体も多く、訪ねると、インターネットでは流通していない物件を紹介してもらえる場合もあります。
    倉庫付きや土地が広い物件も多いのが地方の町の物件の特徴です。趣味を楽しむための物件との出会いもあるかもしれません。
  3. スーパーや日用品店など、買い物の環境
    日常の買い物環境も要チェック。都市部に比べて営業時間が短かったり、休日が休みだったりする商店も少なくありません。
    とはいえ、インターネットショッピングが当たり前の時代なので、困ることはそこまで多く無いことも多いです。
  4. 地域活動やコミュニティ
    「隣組」といった行政区の集まりやご近所付き合いが残る地域も多い地方の暮らし。
    加入は自由ですが、回覧板をまわしてもらったり、ゴミ捨て場の情報共有があったりと、地域で暮らしていくのに必要なコミュニケーションもあったりするので、前向きに検討するのがおすすめです。

    人との距離感は、地域差がかなりあるため、その自治体や地区の住民と少し話したり、まちを実際に歩いたりしてみると、移住後にギャップを感じることなく生活できます。
  5. 教育環境
    お子さんがいる場合は、教育環境についても気になるところですよね。
    住まいの学区を調べたり、進学した場合の選択肢を見てみたり。習い事の有無や、遊び場についての情報も見てみましょう。

仕事は現地への転職 or リモートワークが一般的

サーフィン移住をする人の多くは、現地の企業へ転職、もしくはリモートワークで現職を引き続き継続するパターンが見受けられます。
移住先から、現職の職場へ通勤が可能な場合はそのまま続けることも可能です。

自治体によっては就業支援制度があり、地元企業を紹介してもらえたり、リモートワークできる施設があったり、移住後も仕事をスムーズにできる仕組みが増えつつあります。

例えば福島県南相馬市の場合、ふくしま12市町村(※)移住ポータルサイト「#未来ワークふくしま」に、地元企業の求人がまとまっています。

同サイトを運営する12市町村支援センターはオンラインの他、東京にて対面での相談も受け付けており、首都圏に住みながら就職先を検討することが可能。

リモートワークができる施設も充実しています。南相馬市の施設については、こちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。

サーフィン移住で気をつけたいこと

サーフィンは海のスポーツ。地元の方とよい関係性を気づくことが、お互い気持ちよく波乗りを楽しむ鍵になることもあるようです。

例えば、挨拶をしないまま海に入ったり、無意識のうちに波を奪ってしまったりすることがあると、悪気がなくてもよく思われないという事態につながる可能性も。

海の近くにサーフショップがある場合は、オーナーに連絡するのもおすすめです。

波の特徴について教えてくれたり、サーファー仲間を紹介してもらえたりするなど、安心してサーフィンを楽しむ準備にもつながります。

サーフィン移住に使える支援制度

移住先を検討したり、新生活を始めたりする際に使える移住支援制度が各自治体で増えています。

サーフィン移住に特化した移住支援制度は現在ありませんが(2025年8月自社調べ)、幅広い目的に対応した制度を利用することができますよ。

支援制度の一例

※例で取り上げているのは、福島県南相馬市への移住で使える支援制度です。

移住支援金

首都圏(※1)から移住先で就業または起業をする、最低5年以上住むなどの条件をクリアすることでもらえる支援金制度です。多くの自治体で実施されています。

(例)福島県12市町村移住支援金
5年以上居住する意思をもって、福島県外から南相馬市へ移住し、就業もしくは起業する人に移住支援金を交付。  2人以上世帯 200万円(東京圏からの移住において18歳未満の子ども1人につき100万円加算)、単身世帯 120万円。

家賃補助・空き家リノベーション支援

移住先の地域で就業や開業する際、地域の賃貸住宅へ入居した場合に家賃補助を交付する制度です。空き家の購入やリノベーション向けの補助制度もあります。

(例1)移住推進住宅支援事業補助金
5年以上居住する意思をもって市外から転入した43歳未満の方が、相双地方で就業又は開業し、市内の民間賃貸住宅に入居した場合に月額1万円の家賃補助を交付。
※小高区内に居住する場合、月額5千円を加算。

(例2)移住推進住宅支援事業補助金
空き家バンク登録物件の空き家を活用する方に、空き家改修のための補助金上限100万円(補助率2/12)を交付。別途5万円以上の家財処分費は最大20万円まで補助。特定区域、多子、新婚、就農、移住 別途上限25万円(補助率1/12)の加算金あり

お試し移住

地域にある住まいに暮らしながら、生活体験をする制度です。宿泊費や滞在期間は各自治体によって異なりますが、無料で宿泊施設を利用できる場合もあります。
南相馬市にも「お試しハウス」があり、宿泊費無料で最大10泊の滞在が可能です。

また、現地の人のガイドのもと地域をめぐるのもおすすめです。
移住相談窓口で、やりたいことや見学したい場所を伝えることで、観光するだけでは知り得ない情報や出会いにつながることもあります。

創業支援

移住先で就職先を探す場合、地元企業を中心とした求人紹介をしたり、就職活動に要する交通費や内定後の転居にかかる費用を負担したりする支援制度があります。

(例)市外就職希望者就職活動支援事業助成金
市外からの就職希望者に対して、WEBサイト「みなみそうま就職ナビ」の掲載事業所への就職活動に要する交通費や、就職し市内へ転居するための転居費の一部を助成。
〇就職活動交通費助成金:助成率 2/3 上限10万円
〇市内転居費用助成金:助成率10/10、県内からの転居 上限30万円、県外からの転居 上限60万円


南相馬市での支援制度は、こちらのページでもまとめています。
住まいや仕事にまつわる支援のほか、結婚や子育て、移住前から使える交通や滞在の支援制度もあるので、移住先を検討するタイミングでぜひのぞいてみてくださいね。

1年中ほぼ毎日波がある「福島県南相馬市」はサーフィン移住におすすめ!


南相馬市もサーフィン移住におすすめの地域の一つです。
市内の中心地、原町区にある北泉海岸は、「エブリデイ 波がある=えぶなみ」海として、多くのサーファーに親しまれています。

「北泉海岸はコシハラ以上の波が年間約303日あり、波がある確率は日本国内でトップクラス。(南相馬市調べ2022年度)。さらに、ヒザモモ以上の波は毎日あるので、いつでもサーフィンができるポイントです。」

えぶなみサイトより)

泉海岸のほか、烏崎海岸や右田(みぎた)浜など、サーフィンしやすい海がいくつかあります。
浜によって、うまれる波も違うので好みに合わせて選べるのがサーファーにとってグッドポイントです。

北泉海岸は街の中心地からは車で10分ほど。そのアクセスの良さも魅力です。
烏崎海岸の近くには、サーファーが集まるサーフショップもあり、新たな仲間と出会いながらサーフィンを楽しめる環境もあります。

都市部の海でサーフィン経験のある方のコメント
「南相馬市の海は、波がいいだけでなく、水も綺麗。人が多くないため波に乗り放題で、練習にはもってこいです。
技術の高いサーファーが多く、こちらに来てから技を練習するようになりました。
多い時は、週4-5で海に通うことも。ショートボードでサーフィンする方が多い地域です」

えぶなみ公式サイト

【まとめ】サーフィン移住で失敗しないために大事なこと

サーフィン移住をいい選択にするためには、「波」と「日々の暮らし」の両方をじっくり見極めることが大切です。

海の環境やサーファーの雰囲気だけでなく、気候、アクセス、買い物や教育など生活の基盤も確認しましょう。

事前に現地を訪れ、コミュニティや地域の距離感を体感することで、想像とのギャップを減らせます。
移住支援金やお試し移住など自治体の制度を活用すれば、経済的にも安心できます。

波だけに魅かれて移るのではなく、日々の暮らしに満足できる環境を選ぶことが、サーフィン移住を長く楽しむ秘訣です。

サーフィン移住をご検討の方へ

自然豊かで波も良い南相馬をぜひもっと知ってみませんか?

いつでもカウンセリングをお受けしています。

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