学びも暮らしも、のびのびと。地方への「教育移住」という選択

子どもと一緒に過ごしながら、「この子にとって、今ある環境は良いものなのか」ふと考える瞬間はありませんか?

大人と違って、自由にでかけるのがまだ難しいからこそ、日々過ごす環境が大切なはず。毎日通う保育園や学校、地域にある遊び場や公共施設、ふらりとでかけられる商店、そして町で出会う人々……子どもにとって、そして親にとって、楽しくのびのびと過ごせる町があったなら。そんなふうに考える保護者の中で「教育移住」という選択肢が、最近注目を集めています。

教育移住とは、子どもの教育環境を中心に考え、家族で引っ越しをすること。教育移住といえば海外という時期もあったようですが、近年では国内での教育移住も増えてきています。

この記事では、教育移住の魅力や移住する際のチェックポイント、また南相馬市での子育ての魅力を紹介します。

目次

教育移住の魅力

魅力①各地方都市ならではの教育環境


地方都市や特定の地域には、独自の教育プログラムや優れた教育施設が整っている学校があります。例えば、少人数制のクラスで個別指導を行う学校や自然体験を重視したカリキュラムなど。少人数のクラスでは、先生が児童や生徒をみる余裕がうまれやすく、子どもたち一人ひとりを気にかけることにもつながります。

魅力②人との距離が近く、やさしく見守るコミュニティ

同じ地域で暮らす人々との距離を近く感じる環境もあります。町で出会った人と挨拶を交わしたり、遊びに出かけた場所に顔見知りの人がいたりすることが、安心感につながることも。わが子でなくとも、そっと見守り合うコミュニティがあることは、親も心強いと感じられるはずです。


魅力③ゆったりした時間の流れでストレス軽減


人口集中している都市部に比べ、一人ひとりの空間が広く、時間の流れがゆっくりと穏やかな地方都市。周りの喧騒や過密な状況から離れることで、軽減されるストレスもあるのではないでしょうか。そうした環境下であれば、落ち着いて学びに集中できる子もいるそうです。


魅力④地域資源を活用した学びの機会がある


その土地ならではの自然環境を活かしたプログラムや、地元に根付いた文化体験に触れられるのも魅力の一つです。田植えや稲刈りを手伝う農業体験や伝統行事への参加など、都市部では得られない機会に恵まれます。


移住先を決めるときのチェックポイント

ポイント①求めている教育環境とマッチするか


独自の教育プログラムは保育施設によってさまざまです。英語教育、地域との触れ合い、自然体験など、希望のプログラムと照らし合わせることは大切。確認の際は、Web情報だけでなく、教育委員会や保育施設に直接問い合わせることで、最新の情報を得ることができます。また、ライフステージによっては、小学校、中学校の学区なども気にかけ住む場所を選ぶ必要があるかもしれませんね。併せて、移住先の地域にある習い事情報も集められるとより良いでしょう。興味をひろげたり、スキルを伸ばすのに役立ったり、多様な経験が成長のきっかけになることもあるはずです。


ポイント② 生活環境の安全性と快適さ

日々を過ごす生活環境に目を向けることも忘れずに。治安の良し悪しのほか、スーパーなどの日用品店、医療施設の充実度など、万が一のことも想定しながら生活を想像することが大切です。

旅行や短期滞在ではリアルな生活状況をイメージするのは難しいかもしれませんが、自治体によっては、仮暮らしを体験できるような住宅を用意している場合もあります。候補地が絞られた際は、そういったものを利用して家族で町を体験してみるのもおすすめです。

▶南相馬の暮らしを体験できるお試しハウスについて詳しくはこちらをご覧ください。

ポイント③コミュニティのサポート


地域内にあるコミュニティがどんなものか知っていると、新しい暮らしをスムーズにスタートする助けになることもあります。例えば児童館で親同士で情報交換をしたり、子どもと一緒に参加できるイベントで仲間と出会えたり。そうした交流の中で、子育ての不安が取りのぞかれることもあるはずです。


南相馬市の教育環境と魅力


南相馬市で子育てをする方に、南相馬で子育てをする魅力について聞きました。

魅力①多様な文化体験に触れられる


南相馬市の文化伝統行事である「相馬野馬追」をはじめ、さまざまな文化に触れられると思います。保育園で地域行事に参加することもあり、幼い頃から風土を感じて育つのはなんだかいいなあと思います。初夏には田植え、秋には芋ほりといった、自然を感じる食体験が身近なのも嬉しいです。複数の箇所やコミュニティで開催されることが多く、スケジュールの都合や相性の良さで参加する機会を選べるところも気に入っています。

魅力②さまざまな大人との出会いがある


住民によるイベントが多い印象です。マルシェのような青空市、ワークショップなどがあちこちで行われていて、そこで出会う人々が素敵なんです。幼いころからいろいろな働き方・職業に触れてもらえるのも、子どもの世界が広がるんじゃないかなと思っていて、親子でよく出かけています。よりみちさんの地域住民交流イベントにも参加したことがあります。人との輪が広がるきっかけになりました。どこに行っても優しい人が多く、子どもを可愛がってくれると感じています。

▶よりみち主催 地域住民交流イベントついて詳しくはこちらをご覧ください。

魅力③図書館機能が素晴らしい


南相馬市は屋内遊び場が充実していますが、私のイチオシは図書館です。原町区にある中央図書館は蔵書数が多く、職員の方の8割が司書というスペシャリスト。探している本にピッタリのものをおすすめしてくれていつも感激します。コミックや雑誌など、一般書籍以外も充実しているし、おもちゃの貸出もしてくれるんです。読み聞かせ会やブックカバーづくりなど、子どもも楽しめるイベントにも参加してみたいと思っています。

本館だけでなく、小高区、鹿島区に分館があるので、図書館に関してはどこに住んでも利用しやすいのではないでしょうか。南相馬市内の保育施設へ月に一度、移動図書館も巡回していて、3歳の息子はそれを楽しみにしています。小中学校の図書館にも学校司書を配置し、中央図書館との連携をはかるなど、子どもたちにとって本や図書館という場所が身近になるよう環境を整えてくださるのは、本当にありがたいなと思います。

まとめ

今話題の教育移住、そして南相馬市の教育環境の魅力をお伝えしました。子育て環境に求めるものは、各家庭さまざまのはず。場所を変えることで叶うことがあるのなら、家族での移住もぜひ検討してみてください。

地方移住や子育てについてさらに話を聞きたい方は移住相談へ!

ここまでご覧頂きありがとうございました。WEBの情報だけでなく「もっと詳しい情報知りたい!」という方もいらっしゃると思います。

みなみそうま移住相談窓口よりみちでは、実際に南相馬に移住したコンシェルジュが、移住にまつわる様々なご相談を受け付けております。

実際に現地で子育てをしているメンバーもいますので、より詳しい話が聞いてみたいという方は、移住相談をぜひご活用ください!

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